【R.I.P. Kobe Bryant】
今日の朝のニュースでNBAレジェンド、コービー・ブライアントが亡くなったと報じられました。
寝起きの頭には入ってこず、しばらくはフェイクニュースと思ってスルーしていましたが、とても残念なことに事実でした。
まだ中学、高校の頃にコービーの現役の姿を見て憧れていました。
でも名門レイカーズでジョーダン2世とまで言われ、スターの名をほしいままにチャンピオンリングとMVPの荒稼ぎ。現役時代に「日本人はコービーのプレースタイルを参考にすべき」と聞いたこともあり、いろんな意味で指標となるプレイヤーでした。
でも正直なところ、なんとなくあまりコービーは好きじゃなかったんです。(理由は特になく。単純にゴリゴリのエリート感がありすぎて気に食わなかっただけかもです。)
そんなこんなで大学生、社会人になり、バスケの指導者を始めて、たまたまコービーの引退試合をライブで見ることができました。
その試合間に流れていたのが下のCM。
「やりやがったな、コービー!」
「帰れ!帰れ!帰れ!」
「お前なんて大嫌いさ」
「ずっと前からね」
「なんだよ今さら」
「引退して自由になりたいだな」
「どんどん目障りになって」
「気づいたらお前の虜さ」
「ねぇ、ずっと大嫌いでいたいんだ」
「こんなに大嫌いなんだ」
「大嫌い!大嫌い!大嫌い!」
「ずっと大嫌いでいたかったのに」
この後にまだ歌詞が続くとしたら「なんで引退しちゃうんだよ」と続くのかもしれません。
このCMを見て、憎たらしいくらい上手すぎて強すぎて大嫌い。贔屓のチームを負かしやがって。でも引退しちゃったらその気持ちもなくなってしまうじゃないか。まだプレーを見たいよ、なんでもう引退なんだ!という当時の気持ちをこのCMがそのまんま代弁してくれて、とても熱い気持ちになったのを覚えています。
自分が現役の時に活躍していたプレイヤーはもうほとんど引退しています。それは時代の流れだからしょうがないこと。でもこのような形で憧れの存在を失うとは世界中の誰もが予想してなかった。
ただただ悲しいですが、偉大なコービーが残してくれたものは着実に次世代に受け継がれています。
コービーのプレー、メンタリティ。
同じバスケに関わる者として、一つでも多くのことをプレイヤーに伝えていきたいです。
こうやってバスケをできる環境はとても素晴らしいもの。
生きてバスケをできる喜びを感じながら、感謝を忘れずに、人生を楽しんでいきたいです。
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