生命論パラダイムと機械論パラダイム

未分類

【生命論パラダイムと機械論パラダイム】

 

ブログは久々の更新です。

コロナはだいぶ収束の方向に向かっていて緊急事態宣言も解除されましたが、まだまだ先は見えない状況。決して油断はせず、再開できた時に向けて準備は続けています。

 

501stのプレイヤーにも最後の1週間として各自でトレーニング内容を決めさせて、実行した内容を毎日報告させてます。

最後だけは思いっきり介入して、スタートダッシュを切れるように準備してもらってます(もちろん再開したからっていきなり高負荷な練習ではなく、まずは怪我しないことを第一に体力と感覚を戻すトレーニングから徐々に始めます!)

 

プレイヤーと指導者向けに、コロナ期間でインプットした内容を資料にまとめているのですが、今回はその中の一部、タイトルにある「生命論パラダイムと機械論パラダイム」について記事にしてみました。

 

 

生命論パラダイムと機械論パラダイム、これってちゃんと調べるとめちゃくちゃ難しいです。

機械論パラダイム・・・機械はパーツ単位で構成される。構成される単位で分解、分割、分析と考察を繰り返していけば全体が見えてくるという考え方。要素還元論(線形)。

生命論パラダイム・・・生命はパーツのような単位ではなく、様々な部位が干渉しあいながら構成される。分割できるものではなく、多数の要素が複雑に相互作用をしながら全体を構成する。複雑系(非線形)、バタフライエフェクト(北京でちょうちょが羽ばたくとニューヨークで大雨)

 

はい、めっちゃむずい。元理系なので理解はできますが、人に噛み砕いて説明とかマジ無理。この説明も正しいかはちょっと不安です。

ちなみに北京でちょうちょ〜の件はジュラシックパークでマルコム博士が言ってました。マルコム博士はカオス理論の専門家。めっちゃ話が逸れました。

この辺りは戦術的ピリオダイゼーションの話に直結なので、これは機会があれば記事にします。

 

 

なんでこんな小難しい話をしてるかというと、これはバスケを含めた様々なスポーツに当てはまります。各自に課したトレーニングにも直結です。

今、各自で行っているバスケのトレーニングはステイショナリーなドリブルワークや公園にあるリングでのシューティングがほとんどかと思います。他には筋トレやストレッチ、各種のボディワーク系ですね。

 

ドリブルやステップワーク、シュート等のボールの有無に関わらず「スキル」と言われるものでバスケットボールのプレーが構成されます。だからドリブルやシュート、ステップワークのレベルを上げることで試合に対して勝ちや成長を求めます。

ドリブルを上手くしよう、次は1on1を上手くしようと練習する。

 

構成されるスキルや能力(マイクロの目線)を向上させることがトレーニングの目的です。

ここまでが機械論パラダイム。

 

でもドリブルやシュートだけが上手くなっても試合に勝てますか?多分そんなに単純じゃない。

いくらドリブルやシュートが上手くても、1on1で勝てても、試合は5on5です。

ドリブル一つですら、パスを受ける前、受けた瞬間、抜き際やフィニッシュまであり、試合であればそこからパス等の駆け引きも発生します。

ドリブル等の最小の構成単位だけを向上させればいいわけではない。試合は5on5、だからと言って単純に1on1や3on3等の人数を増やせばいいというわけでもない。

 

バスケットボールというスポーツを全体(マクロの目線)で捉えて、そこから競技力の向上を図る。これが生命論パラダイム。

 

どっちが良いというわけではなく、マクロの目線とマイクロの目線それぞれでバスケットボールを眺めたい。その上で今何が必要か、どうしたらより向上するか。マクロで眺めてからマイクロにもフォーカスすることでより良いプレーに結びつくと考えます。

でもいくら駆け引きやプレーを読む力がうまくても、そもそもドリブルやシュートが下手だと結果が出ません。逆もまた然り。

 

筋トレもそうですね。

腕や脚、体幹等を個別で鍛えるのが主流の筋トレかと思います。腕力があった方がパスは強くなるし、脚が強い方が走れるし飛べる。腹筋バキバキはかっこいい!

でも当然ですけど、筋肉って相互作用の塊です。シュートは腕を使いますが、腕の筋肉って背中や胸につながってます。足の根元って足の付け根(鼠蹊部)じゃないんですよ、腹から脚が生えてるんです。

部位だけではなく全体をバランスよく。これもまさに生命論パラダイム。

 

 

コロナのせいで活動が制限され、世界規模でバスケだけでなくスポーツ全体が制限されてます。

その状況を少しでも打開しようと、たくさんのプロプレイヤーやプロコーチがスキルや練習方法を紹介してくれてます。それらをたくさん勉強してそう言ったスキルや練習を身に付けて欲しい。

でも試合はそれだけではうまくいかない。今何が必要か、そのスキルを活かすにはどうしたら良いのか。そう言ったプレーの「行間」を身に付けさせることも指導者の役割の一つです。

 

501stは個人スキルの練習が多いです。でもうちはクラブでもある。1on1キングやドリブルパフォーマーを作るのではなく、将来的に活躍できるプレイヤーを一人でも多く輩出したい。個人とチームをバランスよく向上させたい。(1on1キングやパフォーマーを否定してるわけじゃないですよ。それはそれで素晴らしい)

 

またモイストレッチとパワーヨガを実施してフィジカル的な底上げをしています。

モイストレッチは体をリセットして全身を連動させる下地作り、パワーヨガは全身の筋肉を使いながら柔軟性も求められる。まさに生命論パラダイム。6月以降も継続予定です(外部参加も可能!)

 

自粛期間でインプットした物を早くアウトプットしたい!プレイヤーもコーチも気持ちは一緒です。

コメント